「教師の学び方」を読んで
初投稿,緊張していますが,今回は国士館大学教授の澤井陽介さんの「教師の学び方」を読みましたので,その感想を簡単に残しておきたいと思います。書籍については下記URLをご覧ください。
さて,以前から気になっていたものの澤井先生は主に小学校を対象とした書籍を書かれていることから購入に至っていなかった本書ですが,先日ふと無性に必要性を感じ,購入しました。
読み始めてみると,ワクワクが止まらず,一気に読了。
なぜワクワクしたのかというと,本書に記されていることと私が課題と感じていることに共通項があったからです。
例えば,本書にはこんなキーワードが出てきます。
「課題が子どもに届いているか」
授業のスタートとなる問いが生徒自身の疑問となっていなければ,良い学びにつながらない。ただ課題を設定したり,問いを発したりするだけでなく,それが生徒に届いているか考えなければいけないと,改めて考えさせられました。
さらにこんな言葉も印象に残りました。それが
「理解するという能力は、思考を伴わなければ開花しない」
という言葉。現在、高校の授業のみを担当しており,週に2時間もしくは3時間の授業時数の中で、範囲を何とか終わらせようとしてしまいがちな私にとってこの言葉は響きました。
この他にも多くの胸に響く言葉があり,明日の授業を改善しなければという思いに火をつけられました。今後も繰り返し読んでいきたい本です。